小林 只 先生のご紹介

小林 只 先生
    城東整形外科には、毎年数多くの先生方が見学に来られます。秋田にもかかわらず…。なぜかと言えば、「行ったことがない県」全国ランキング2位が秋田だから当然です(ちなみに1位は高知県)。北は北海道から南は沖縄の離島、さらに海外からもわざわざ見学に来られます。見学に来られる先生方は整形外科医だけではなく、総合診療医・麻酔科医(ペイン)・リウマチ医・放射線科医と専門分野は多岐にわたります。某大学ペインクリニックの教授がアポなしで突然来られたこともあります。多くは運動器エコーに情熱を抱く若手ドクター達ですが、さすがに秋田まで来てくれる先生方は個性派ぞろいです。偏差値27の元甲子園球児、鹿児島ラサール出身の茶髪モヒカンなど極めて印象深いドクターも来てくれましたが(個人的には大好きです!)、驚愕 No.1は小林只先生かもしれませんね。初めて見学に来たのが5年前。当時は、まだ外来の診察患者数が1日120人程度でしたが、それでも怒涛の外来診療にしっかりついてきていました。さらに解剖をよく知っている。六ケ所村で働く医者になって2年目の総合診療医にもかかわらず、整形外科医の見学者より解剖の知識は明らかに豊富でした。昨年、中外医学社から「ポケットエコー自由自在~ホントに役立つ使い方~」という非常にユニークな本を出版し、現在は弘前大学総合診療科で活躍中です。今回医者7年目の怪物くんは、“生理食塩水注射”という度肝を抜かれる最新トピックについて話してくれます。まあ、とくとご覧あそばせ!

略歴
2008年   島根医科大学卒
2010年   六ケ所村尾駮診療所勤務
運動器エコーを皆川先生よりご指導いただく
2014年4月   弘前大学 総合診療部助手、金沢大学機能解剖学分野(社会人大学院生)

解剖とエコーをキーワードに誰もが納得いく軟部組織疼痛の治療方法(徒手・鍼灸・注射・漢方薬・生活動作)を研究・実践。 最近では、「エコー+生食+注射」で内科医でも安全・確実に治療する方法を提示・普及。 また、筋痛症の内科症候学への融合を体系化、超高齢社会に必要なスキル・機器・仕組みの開発(携帯型エコー、オフィスヘルスケア)など幅広く活躍。

趣味:楽器演奏、読書
好きなもの:納豆、ピーナッツ
拙著:プライマリ・ケア 地域医療の方法 (メディカルサイエンス社:2012)、ポケットエコー自由自在(中外医学社:2013)など
所属:プライマリケア学会、筋膜性疼痛症候群研究会役員

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