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ご挨拶

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皆川洋至
会長 皆川 洋至(略歴
   この度、第27回日本整形外科超音波学会を平成27年7月4日(土)、5日(日)の2日間にわたり 秋田キャッスルホテル(秋田市)で開催することとなりました。本会は平成元年に研究会として発足し、平成25年から学会へ名称変更、今年で27回目の開催となります。本会発展に貢献された諸先輩方の努力と熱意の歴史でもあります。

   人手と時間をかけず、X線画像より簡単に画像情報が得られること、CT・ MRIより空間分解能・時間分解能が優れることは、整形外科の新たな方向性を示します。今後、超音波はX線に代わる画像診断の第一選択として普及し、診療スタイル、さらには整形外科学そのものが大きく変わるでしょう。さらに、医療費問題が大きな追い風となり、医療費削減に直結する超音波診療の普及が加速する、本学会の存在価値がより高くなるものと推測しています。

   解剖と整形外科の知識を駆使して画像から多くの情報を得る、これを『学』と言います。得られた情報が臨床的に意味あるものか否か判断する、これを『問』と言います。われわれ医療人は、「学問」を通し臨床・研究・教育に関わっていますが、語源は中国古典「君子は学以って之を聚(あつ)め、問以って之を辯(わか)ち、寛以って之に居り、仁以って之を行う(易経」」にあります。学会とは一方向的に学ぶだけでなく、意見を交わし、自分の立ち位置を認識する場です。そして患者さんのため、世のために貢献することが目的です。100年を超す整形外科学の歩みを振り返ったとき、今はまさに時代の分岐点である、そこで今回の学会テーマを「学問寛仁―整形外科診療のパラダイムシフト―」としました。

   秋田ならではの魅力たっぷりの学会を演出します。皆様のご参加をお待ちしております。

平成27年1月吉日

第27回日本整形外科超音波学会
会長 皆川 洋至
(医療法人城東整形外科 診療部長)

なまはげ出演交渉成立の瞬間
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